おはぎの作り方を検索してみると、大抵餡こは市販品を使うように指定されている。
それじゃ意味ないだろう。
餡ここそ作らねばならないだろうに。

それで、餡この作り方も検索。

・・・面倒くさそう・・・。
・・・挫折・・・。

こんなに手間をかけて、亡母は餡こを作っていたのか。
これは、伝授してほしかった。
それには、自分はあまりにも幼すぎた。

亡母が作ってくれたおはぎの再現を夢見たが、無理だと分かった。
老夫婦二人で大量のおはぎなんて処理出来ないし。
しかも、連れ合いは糖尿病。

今では、おはぎなんてどこででも売られていて、それなりに旨いのだが、何となく味気ないような気がするのだ。
亡母の懐かしい味が恋しい。