虚妄の烏

日本酒と近現代史と食生活史と近代日本文学が好きな60代。男か女か分からないと人には言われるが、どっちでも好きなように捉えて呉れれば良いと思っている。

2019年12月

困る貰い物

夫が行く先々で色々貰って来るので困っている。
大抵食べ物なので、余計に困る。
そもそもダイエット中だし、食べると便漏れするので、貰って一番困るのが食べ物なのだ。

ここ一週間で貰って来た物。

・大根、葉っぱ付きで丸々一本
・蛤
・黒豆
・何か酒の肴とかいう、イワシの加工品3パック
・大量の削り節(大きなタッパーに削ったのがいっぱい)

大根はどうにか食べ切れたが、他のはまだ手つかず。
酒の肴なんて貰っても、うち、飲まないし。
削り節に至っては、いつもだしの素しか使ってないので、本当に困っている。

食べ物が困る、なんて、誰も思わないんだろうな。
便失禁なんて、事情が分かる人など居ないし。
明日、夫の両親が泊まりに来るのだが、一緒に食事をせねばならないので辛い。
食べないつもりでいるが、色々言われるだろうな。

年末年始なんて大嫌い。

カナカナ蝉

何でかなあ?
いつから、語尾に「かな」をつけるようになったの”かな”?

「〇〇だから、〇〇になったら、いいかな、と」

こういう言い回し、流行ってるのか?

自分の言う事に自信が持てないのだろうか?
「〇〇かな」ではなく「〇〇だと思う」で、何がいけないのだろう?

あっちでカナカナ、こっちでカナカナ。
蝉か。

一旦気になりだすと、もういけない。
鬱陶しく感じてしまう。

人のことなんだから、放っておけばよいのだろうが。
すごく気持ち悪い。
何故か。

酒止めたのに

便失禁予防の為に、酒を止めた。
経験しないと分からないだろうが、排泄で失敗するというのは、かなり人間としての尊厳を損なうものだ。
後始末も大変だし。

だから、摂取カロリーも減って、痩せてくるかな、と思っていたが、ちっともその気配がない。
排泄のことを考えると、おちおち運動も出来ないし、摂取カロリーを抑えることぐらいしか手段がないのだが、どうも、もう痩せられないらしい。

もう1サイズ大きなズボン、買わなくちゃ。

しかし、どうしてこうも、しょうもない事しか書けないのだろう?

松重豊さん大好き

Paraviで見逃したテレビドラマを観ていて「孤独のグルメ」主演の松重豊さんの大ファンになってしまった。
ご出身も福岡だし、「孤独のグルメ」でのあの行儀の悪い食いっぷりも男らしいし、背広の上着を脱いで本腰を入れるシーンなんて、もうキュンキュンする。
俳優に対してこういう感情を抱いたのは、初めてかもしれない。

三重県には来ないよなあ、あのドラマ。

日本政府は冷たい(中村哲氏のこと)

アフガニスタンでは、最高の礼を尽くして、中村哲氏の死を悼んで、送り出してくださった。

それなのに、日本ではどうだろう。
棺が羽田に到着しても、総理大臣は出迎えにも来ない。
総理大臣の頭の中には、桜を見る会をどう誤魔化すか、という事と、憲法改正の事しかない。

外国で邦人が殺されたのだ。
それだけでも、外交問題としてきちんと取り組むべきなのに。
警察任せ。
今のこの国は、国民に対してかくも冷たいのだ。

本来なら、政府がやるべき事を、この国ではボランティア任せ。
そして、死んでも弔ってもくれない。
何という国なのだ、この国は。

「三池炭鉱”月の記憶”」読了

あっという間に読めてしまった。
それだけ、集中して読んだのだろう。

炭坑労働者差別は、そもそも、囚人労働に始まった。
そして、強制連行してきた朝鮮、中国の人たち、そして移住して来た与論島の人々につながる。

炭鉱労働は、超が付く位、過酷なものだったのだ。

子供の頃「大牟田は石炭産業で栄えた」と習った。
今も、もしかしたらそういう教え方をしているかも知れない。
炭坑は既に閉山しており、歴史を知ろうと思ったら、記念館を見学し、炭坑跡へ赴いて話を聞くしかない。

しかし、それでは不十分なのだ。
一体、何があったのか、もっと知る努力をするべきだ。

大牟田が、好きだから。
良い面も悪い面も、全て知りたいのだ。

この本に出会えて、本当に良かった。
知らなかったことが、色々分かった。
最後に「大蛇山祭りの総踊りに出る」という話になった箇所では、涙が出た。
炭坑は、与論島出身の人たちに対して酷いことをしたのに、大蛇山祭りに出てくれるなんて。

来年、また大牟田へ行こうかな。



「孤独のグルメ」最高!

パートナーが、某週刊誌の記事を立ち読みしてきて、内容を話してくれた。
「孤独のグルメ」に関する記事。
曰く「あの番組で取り上げられると、その後の来店者数が半端なく多くなる」
そして仰天したのがこれ。

「松重豊は、あれを本当に一人で平らげている」!

嘘だろ・・・?
だって、あれ、どう見ても三人前位あるぞ。
そして、言っちゃなんだが、松重豊って、そんなに若くないぞ。

役者さんって、体力勝負なんだなあ。

あれを見ていると、食べるっていう行為は、心底楽しいものなんだな、と思えてくる。
自分が「食べる」という行為に関してトラウマがあるので、自分にはあれは無理だな、とも思う。
食べるのにも、体力が要るのだ。

こっちの地方にも来てくれないかな。
でも、ああいう気の利いた店って、こっちには無いなあ・・・。

知らない事は罪(与論島の人たちと大牟田)

NHK Eテレで放映された番組「黒いダイヤは見ていた」を観るまで、全く知らなかった。
大牟田で何が起こっていたのかを。

与論島の人たちが集団で移住してきて、炭鉱労働に従事していたこと。
その中で、大牟田の人間が、与論島から来た人たちを、酷く差別していたこと。
待遇、賃金、働き方、そして日常生活、そう、全てで。

それでも、与論島から来た人たちは、苦しい生活に耐え忍び、炭坑で働いてくださったこと。

大牟田が炭坑の街として栄えていたことは、幼い頃に学校で習った。
しかし、与論島の人たちのことまでは習わなかった。
親戚筋こぞって、炭坑とは無関係な職業についていた為、50年前、小学生だった時も、炭坑を意識することは殆どなかった。
そして、9歳で大牟田を離れ、東海地方に移住した。

「大牟田に居たのでは、生活が苦しいから」という理由で。

知らなかった、では済まされない。
大牟田は、与論島の人たちに対して、酷い扱いをしたのだ。
大牟田生まれの人間として、申し訳ない、と思った。
謝って済むなら謝る。
しかし、炭坑が閉山してからかなりの年月が経っているし、そもそも自分は大牟田で生まれたというだけで、大牟田のことをあまりよく知らない。

この事について詳しく書かれた本があると知り、アマゾンで注文した。
「三池炭鉱”月の記憶”/井上佳子・著」。
知らねばならない。
学ばねばならない。
そして、周囲の人たちに伝えねばならない。
炭坑労働の実態を。
そうでなければ、大牟田出身だと、声を上げて言えない。

知らないというのは、恥ずべきことだ。
知らないというのは、罪なことだ。
学ぶべきだ。
感じるべきだ。

大牟田に対する感情が、ガラリと変わった。
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