虚妄の烏

日本酒と近現代史と食生活史と近代日本文学が好きな60代。男か女か分からないと人には言われるが、どっちでも好きなように捉えて呉れれば良いと思っている。

2024年04月

二冊読了(4/30)

「公正から問う近代日本史/佐藤健太郎、荻山正浩、山口道弘編著」
「”土地と財産”で読み解く日本史/元国税調査官 大村大次郎」
以上、読了。

「公正から問う近代日本史/佐藤健太郎、荻山正浩、山口道弘編著」。
11人の歴史学者による近代史の論文集。「経済と制度」「政治と外交」「地域と民衆」「思想と学説」の四部構成。「公正」という言葉の定義が問題となるが、近代史に於いての語義は現代とは多少異なると思う。岩波国語辞典第五版に拠ると「1.かたよりがなく正当なこと 2.はっきりしていて正しいこと」となるが、歴史学での定義は、扱う論考、研究素材に依って異なるので自ずと多元的になる。
全体として、どの論文も難しかったが、わりに分かりやすかったのが、第8章の「裁判記録にみる一九三二年矢作事件 ー包括的再検証に向けた基礎的考察ー /藤野裕子」だった。一九三二年五月四日、岩手県気仙郡矢作村の大船渡線鉄道工事第一三工区で起きた、日本人土工一◯◯余名による朝鮮人飯場などの襲撃事件である。日本人に有利なように取り調べや裁判が行われた過程を述べつつ、現代でもなお公正に扱われない人たちへの視座を問い直す内容となっている。
他にも、福澤諭吉の徴兵論とか、面白い論文が沢山あった。

「”土地と財産”で読み解く日本史/元国税調査官 大村大次郎」。
土地と財産で見てゆくと、日本史はこんなにも分かりやすいのかと、目からウロコが音を立てて落ちて行った。大化の改新は土地の国有化のため、中世の寺社は大地主・・・に始まり、現代のバブル崩壊後の失われた30年(中途半端な土地規制がバブル崩壊を招く)まで。
何故、現代の我々国民がここまで貧しくなってしまったのか、これを読んで腑に落ちた。富はごくごく一部の億万長者や大企業に集中し、一般国民はどんどん貧しく貧しくなってゆく。災害にあっても救済されずに自己責任だと責められるし、もう国民なんかみんな死んでしまえと言われているようなものである。腑には落ちたが、暗澹たる気分になった。この国はこの先どうなるのか。自分は生きていて本当にいいのか。

「生命と非生命のあいだ 地球で”奇跡”は起きたのか/小林憲正」読み始める。

CDを手放そうと思うが

CDを手放そうと思う。
多分、もう聴かないから。
それで、手持ちのCDをずらりと並べてみた。
一応、かなりの枚数にはなる。

しかし、売れるものがない。
思った以上に、クラシック音楽が多いので、多分売れない。
マンドリン音楽なんて、売れない。
ディアゴスティーニみたいなところから買った全集みたいなのは、引取拒否だろう。
NAXOSのクラシック音楽なんかも、引き取ってくれないだろう。
古本屋で売れるようなものは、少ない。

だとすると、メルカリ出品ということになるのか。
面倒だな。
写真撮って、値段付けて、アップして。
買い手がついたら発送して。
面倒なこと、この上ない。

嫌だな。
どうしようかな。

スマホが嫌い

スマホが嫌いだ。
一応、持ってはいるが、普段は殆ど電源を入れていない。
誰とも付き合いがないので、それで困っていない。
必要な時しか、電源を入れず、用が終わったらさっさと電源を切る。
アプリも極力入れないようにしている。

乗り物の中で、ずっとスマホを注視している人は多いが、何故そんなにスマホばかり見てるんだろうと不思議で仕方がない。長時間の移動なら本を読む方が好きだ。音楽を聴くのも、未だにIpodを使っている。スマホにAmazonを落とすと、余分な金がかかるから嫌なのだ。

しかし、世の中全てスマホで済ませようという風潮だ。
各種サービスも、決済は全てスマホ。
鬱陶しい。
現金の方が早いじゃないか。どれだけ使ったかもすぐ分かるし。
paypayは入れているが、使えない店も結構多い。無駄になっている。何とかpayが多すぎるんだよ。

スマホが嫌いだ。

図書館へ(4/27)

やっぱり、連休と言えば図書館だ。カートが出払ってる。連休中に沢山読もうという人が多いのだろう。

借りた本。
「公正から問う近代日本史/佐藤健太郎、荻山正浩、山口道弘編著」
「”土地と財産”で読み解く日本史/大村大次郎」
「生命と非生命のあいだ 地球で”奇跡”は起きたのか/小林憲正」
「ぶらりあるき お酒の博物館/中村浩」
「ものが語る歴史42 古代人の食事と健康/三舟隆之」
「音楽評論の一五〇年 福地桜痴から吉田秀和まで/白石美雪」
「<戦後>の音楽文化/戸ノ下達也」
「死者の民主主義/畑中章宏」。

「公正から問う近代日本史/佐藤健太郎、荻山正浩、山口道弘編著」読み始める。

連休だからと言って何をする訳でもない

世間はGW。
歴史的円安と物価高で、今年は特に、消費が伸びないと言う報道。
おまけに、昨今は何処へ行っても外国人だらけ。日本人は肩身の狭い思いをせねばならぬらしい。

我が家は、もう何年も前から自営なので、連休と言っても関係ない。
何処かへ行きたければ、普通の日に設定して行くだけ。
実家へ帰省、というのももうやらない。親は連れ合いの母親だけになり、月に一回連れ合いが病院へ連れて行ったりしている。甥っ子たちも成長して、会うこともなくなった。

そういう訳で、多分近場のショッピングモールも、激混みだろう。
取り立てて買うものがある訳でもないので、行かない。
普段通りに過ごす。
連休は、いつもそうだ。

今日は、図書館へ行く。

本日休載

ネタがありません。

「医師や薬に頼らない!自分の不調は自分で治せる/藤川徳美」読了

コメント欄で勧めて頂いた「医師や薬に頼らない!自分の不調は自分で治せる/藤川徳美」読了。

うーん。
確かに、医者は病気を治さない。
薬を処方するだけ。
患者の訴えをロクに聞かない。
それには納得する。
医者は、製薬会社の方ばかり向いている。製薬会社は自社の利益になるように医者や学会などを誘導する。
だから、患者は自衛するしかない。
病院へ行っても、病気は治らない。

自分は、一日一食で、多分栄養失調。
肉が食べられないし。
だから、タンパク質も鉄分もビタミンも足りていない。
それを補うには、プロテインやサプリメントが良い、という。
しかし、昨今の紅麹騒ぎで、サプリメントには恐怖感がある。
結局、サプリメントを買わねばならないというこの本の主張には、賛同しかねる。
第一、お金がない。

自分の場合、悩みは便だけなので、それがコントロール出来ている今は、特に問題を感じない。
ただ、タンパク質は摂った方が良いのは分かった。
プロテイン、飲むかな。

勧めて下さった方、ありがとうございました。

年齢を載せるのは止めてほしい

8月に、ドラム教室の発表会が行われる。
一応、エントリーしている。
そのプログラムを見せてもらった。
「訂正箇所あったら教えて」ということで。

見ると、何と出演者の年齢がバッチリ載っている。
下は小学二年生だが、上は何と自分。最高齢。63歳。
一寸、嫌だな。
そもそも、年齢なんて載せなきゃいけないわけ?
子どもなら”学年”という概念があるが、大人にはそんなのないよ。

子ども達がこのプログラムを見て、どう思うだろう?
「えっ、63歳なんて、うちの婆ちゃんと一緒ぐらいじゃん、そんなババアがドラムなんてやるの?このババア何考えてるの?バカじゃん!」
絶対、こういう反応になるではないか。

子どもや若者は、年寄りを蛇蝎のごとく嫌うから、絶対こうなるに決まってる。
年を取っているというだけで邪魔にされる世の中だ。
もう、会場に居られないじゃん。

年齢を削除してほしいとまでは言わないが、せめて”60代”ぐらいにぼかしてくれないかな。

これで、本番で失敗したら、笑われるだけだな。
出演、やめようかな。

「日本文化の源流をたずねて/綛野和子」読了。目からウロコが音を立てて落ちるような内容だった。

二冊読了(4/22)

「ハウリングの音が聴こえる/松村雄策」
「図解 近現代日本音楽史 唱歌、校歌、応援歌から歌謡曲まで/田中健次」
以上、読了。

「ハウリングの音が聴こえる/松村雄策」。
中学生の頃、欧米のロック音楽が好きだった。
NHKラジオの「若いこだま」で渋谷陽一がDJをやっており、欠かさず聴いていた。
『ロッキング・オン』も読んでいた。
それで知ったのが、松村雄策。
渋松対談というのをやっていた。結構面白かった。
高校生になったら、時間がなくなって、音楽を全く聴かなくなった。
雑誌を読むのも止めた。
毎日、家事と学校に追われて、余裕がなかった。遊ぶなんてとんでもない。
自分が頑張らないと、家庭が回らない。そんな感じだった。
松村雄策は、2022年に死んだ。
その報に接して、ショックを受けた。
そんなに年を取っていたのか、と。
「ハウリングの音が聴こえる」は『小説すばる』誌に連載されたエッセイ。
そんな文学雑誌に書いていたなんて、知らなかった。
大阪往復の近鉄特急の中で読み切った。
自分が知らない松村雄策が、そこに居た。
自分の中では、永遠の20代だ。若者だ。
しかし、誰にでも平等に時間は流れ、自分も年を取る。
彼が崇拝していたポール・マッカートニーだって、大概ジイさんだ。
そのポールより先に死ぬなんて。
最も泣いたのは、渋谷陽一氏であってほしい。

「図解 近現代日本音楽史 唱歌、校歌、応援歌から歌謡曲まで/田中健次」。
お勉強するための資料である。
唱歌教育に始まった、日本近代西洋音楽教育史。
明治新政府による、日本近代化政策の一貫としての、西洋音楽教育。
初めは、教科書も教材も教員も居ない。全て外国頼り。
唱歌は、国民教育政策として重視されたが、手段としての素材は「当分之を欠く」。
一方、西洋音楽そのものの受容として重視されたのが、軍楽隊。
アメリカの軍楽隊に驚いた日本側が、軍隊には軍楽隊が必要とばかり、これも外国頼みで演奏家、作曲家を養成。
やがて、それらの努力が功を奏して、西洋音楽は一般人の間に浸透する。流行歌も続々生まれる。
そして現代、日本人が西洋音楽のコンクールで上位を占め、世界中で活躍している。流行歌も色んなのがある。最早ついて行けない程。ここに至るまでの歴史が網羅されている一冊。具体的な例を挙げて解説してあり、分かりやすかった。

「日本文化の源流をたずねて/綛野和子」読み始める。

上方日本酒ワールド2024

上方日本酒ワールド2024@湊川リバープレイスへ行ってきた。

生憎の雨。
入口でチケットと引き換えにグラスとリストバンドを受け取る。
紙皿を100円で買う。雨だからあまり役に立たなかった。
人、いっぱい。
各ブースには、呼び込みの人。
どのブースも、それほど行列は出来ていない。


上方日本酒ワールド13
受付でもらったお猪口。これで酒を飲む。

兎に角、飲もう、食べよう。
酒と食べ物は、各ブースで買う形式。
飲んだ酒と食べたものは、以下の通り。酒の銘柄・料理・提供店

・颯・純米吟醸神の穂(三重・後藤酒造) 灰干し干物串揚げ(日本酒 おでん 陽)
・菊姫・純米金劍(石川・菊姫合資会社) 桜マスと筍の蕗の臺味噌仕立て(和 藤もと)
・游穂・生酛純米玉栄火入れ限定蔵出2019BY(石川・御祖酒造) 鶏と高野豆腐の黒酢ソースの竜田揚げ(日本酒と和食膳ソラマメ食堂)
・七本鎗・純米吟醸吟吹雪(滋賀・富田酒造) 肉焼売梅みぞれ餡掛け(おでん まる米)
・梅津の生酛・上方にごり(鳥取・梅津酒造) 海老と桜の葉の笊ホワイトソースの春巻き(和食とお酒 蒼)
・締め 能勢の手作りお揚げのおうどん(酒菜とうどん 饂燗)

写真は、雨が降っていたので遠くからブースだけ。

上方日本酒ワールド10
入口。

上方日本酒ワールド1
七本槍。

上方日本酒ワールド4
締めのうどんだけ食べた。

上方日本酒ワールド12
颯。

上方日本酒ワールド9
梅津の生酛。

上方日本酒ワールド8
ゴミはここへ。

絶食しなくても飲食イベントに参加出来て、トイレの心配もなかった。
こうして書き出してみると、結構飲み食いしてるな。
飲食だけで5,000円ぐらい使ってしまった。
帰りに、御座候の回転焼きを土産に買った。
桑名から大阪難波までは、近鉄特急で二時間。
ちょうど良い距離感だった。

来年もまた行きたいな。
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